事件です

パチンコ屋じゃないけど、先日こんなことがあった。



昼間、仕事で銀行にでかけたとき、
真夏のあつーーーい昼間。


駐車場に車をとめて、降りようとしたとき、
となりの車の運転席に、
王子ぐらいの女の子が一人。
ハンドルで遊んでいた。

その車はエンジンがかかっていて、
親はいなかった。


一人でエンジンのかかった車でハンドル遊び。


あぶないなー。
自分の用事がすんで戻ったときにまだ親がいなかったら、
銀行に電話しよー。と思った。



そして、自分の用事を済ませ戻ってくると。


なんと。



遊んでエンジンを切ってしまったらしく、
しかも窓はロックしてしまい、
当然、キーは車についたまま。



外から母親が、
「窓をあけなさい!このロックをひっぱって」
と一生懸命いっているのだが、
中の娘はチョーけて逃げ回ってる。


当然、車のなかの気温はどんどん上昇。
娘は汗だく。
母親も必死。

娘もだんだん、ただごとでない感じを察知し、
今度は泣き出す。


肝心のロックは、細い棒で、
王子の行動から推測しても
この娘が引き抜くのは相当難しいだろう。


娘も一生懸命引っ張っているけど、
汗ですべるし、第一、細い棒をうまくつまめない。


あー。もう無理だな。と思った。


もうこうなってしまうと
パニクッて娘がロックを空けてるなんてまず無理。
母親も相当粘って根気強く中の娘を説得しているけど、
私は、早くJAFキーロックセンターに電話しろって思った。

でも、どうやら、携帯も車の中らしい。


見るに見かねて、
「携帯貸しましょうか?」
と声をかけた。


そしたら、想定外の反応。
「キッ」って睨まれた。


あーそう。じゃ、いいけど。


と思い、その場を立ち去った。









そのあと、もう1件銀行に回ったのだが、
気になって、気になって。

あの娘は無事に車から出れただろうか。


あんな暑い車の中で、
暴れん坊に泣いていて
さぞかし、体力も使うし、
脱水になっちゃうし。


でもどうもしてあげれなかったし。


。。。。。。



。。。



。。



遠回りして、帰りにもう一度、戻ってみた。


そしたら、車はなかった。



あー。無事だったのね。
よかった。


























いや。よくないって。